平成21年5月28日(木)、教育学部大講義室において、学生を対象とした“相手の心を惹きつける話し方を学び豊かな表現力を身につけるため”の「魅力的な話し方講座」を開催しました。
この「魅力的な話し方講座」は、同窓生を中心に多方面から学生に対する支援をお願いする「教育学部サポーター制度」の取り組みとして今年度からスタートしたものです。初回となる今回の講座は、教育学部の卒業生であり、初の国立大学出身の真打ちの落語家として活躍されている古今亭菊志ん師匠を講師としてお招きしました。
講義では、約150人の学生を前に、落語で用いる人物や場面の演じ分け方、手ぬぐいと扇子で行うさまざまな表現方法などを紹介の後、古典落語「子ほめ」を実演されました。
質疑応答では、声の大きさや話すテンポを適宜変えながら話に引き込む工夫の紹介、単調になりがちな場面であっても親近感を持ってもらえる内容を織り込むことで意識を向けさせることができるといった例が紹介されました。
今回の講座は、コミュニケーション力の向上に関心を持つ学生が自主的に参加しましたが、積極的に質問をする姿が見られ、十分な成果が得られました。この講座は、年度内にあと2回実施する予定です。