お知らせ

治多伸介農学部准教授が農村計画学会ベストペーパー賞を受賞

平成21年4月11日(土)に東京大学農学部で開催された2009年度農村計画学会総会において、農学部?地域環境工学専門教育コース?地域環境整備学研究室の治多伸介准教授の論文が、2008年度ベストペーパー賞に選ばれました。

 受賞論文は「農村地域における戸別合併浄化槽処理水質の季節変動特性」と題したもので、家庭排水の処理装置である戸別合併浄化槽の、農村地域における処理水質の実態を明らかにしました。これにより、これまでの農村地域への戸別合併浄化槽の導入は、家庭から水系への有機物成分(BOD?COD)の排出量削減には大いに役立ってきた一方で、窒素?リンの排出量を増加させた可能性が高く、環境保全のためには、窒素?リンを高率に除去できるタイプの装置を、積極的に導入していく必要があること等を指摘しました。今回の受賞は、綿密な調査によって、このような農村地域の生活環境整備に役立つ多くの基礎的知見を得たことが高く評価されたものです。

賞状

賞状