平成27年8月3日(月)、医学部看護学科棟で、医療ボランティアをテーマとした平成27年度附属高等学校夏季高大連携プログラム「応用科学探求」を実施し、高校2年生18人が参加しました。
本プログラムでは、本学附属高等学校の2年生が夏季休暇を利用し、高等学校の授業では接する機会が少ない大学の専門分野を学びます。また、医療の現場に接することで、自らの学びのモチベーションを高めてもらう好機として実施しています。
今回は、医療ボランティアをテーマに、附属病院で実際に活動されているボランティアの方との意見交換や、医療ボランティアに関する自らの考えを述べることを通じて、医療におけるボランティアの意義と役割について学ぶこと、さらにそれを踏まえて自分自身に何ができるかを考えることを目標に実施しました。
始めに、総合医学教育センターの小林直人センター長から挨拶があり、その後、総合診療サポートセンターの小手川雄一助教から、ボランティアの歴史、活動、種類、問題点、メリット等について説明がありました。続いて、附属病院医療ボランティア「いきいき会」の寺岡睦雄会長と野村和男副会長から、本院における医療ボランティア活動の沿革や組織、患者さんやその家族との関係、ボランティア活動で大事にしていること等について講話がありました。そして、看護師の先導で病院内の施設見学を行った後、学習のまとめとして、参加生徒は4グループに分かれ、これまで学んだ中で「新しく知った(わかった)こと」、「自分でもやってみたい(みたくなった)こと」というテーマで発表を行いました。
生徒からは「ボランティア活動への参加意欲の向上、相手の気持ちを考えた行動、今日に学び明日に実践すること」等、ボランティアに対する知識と意識の向上が見られ、看護学科の寺尾奈歩子助教及び小林センター長から講評を受け、有意義なプログラムとなりました。