平成28年6月25日(土)、教育学部音楽教育講座の安積京子講師が、レミーゼ夏の音楽祭で演奏し、南ドイツ新聞(Süddeutsche Zeitung、ドイツを代表する新聞のひとつで発行部数は44万部)から高く評価されました。レミーゼ夏の音楽祭は、ドイツ南部?バイエルン州?ミュンヘン郊外のガウティン市にあるお城“フースベルク”で毎年夏に1ヶ月半の期間、開催されています。
安積京子講師は、昨年の秋にドイツのレーベルOrplid社からヴァイオリンとピアノのデュオCD(Songs for Violin and Piano)をリリースし、そのCDがバイエルン放送局のクラシック?ラジオ番組で放送され注目されたため、今回音楽祭に招待されました。
共演者であるヴァイオリニストのツォルニッツァ?バハロヴァさんは、安積講師のドイツ国立ワイマール?フランツ?リスト音楽大学の学友で、現在はニュルンベルクフィルハーモニー管弦楽団のコンサートミストレスを務めています。二人は音楽祭で、ベートーヴェン作曲、ヴァイオリンとピアノのためのソナタ第9番op.47「クロイツェル」の他、レスピーギ、ヴラディゲロフ、サラサーテの作品を演奏しました。
【以下、平成28年6月28日(火)の南ドイツ新聞の一部抜粋したもの】
メランコリー(憂鬱)とメリスマ(歌詞の一音節に複数の音を与える装飾的な歌い方)
ヒ?アノとウ?ァイオリンて?の歌 : 安積京子 とツォルニッツァ?ハ?ハロウ?ァはレミーセ?に於いて色彩のコントラストに富むソナタの作品を演奏した。安積とハ?ハロウ?ァのテ?ュオは???派手に演奏するのて?はなく、念入りに細部にまて?気をつけて演奏することにより、情熱的な上下の変化か?、語るような特徴を明らかに示し、そこから、繊細て?悲しい歌か?現れてきた。 ???ハ?ンチョ?ウ?ラテ?ィケ?ロフの『フ?ルカ?リア組曲』作品 21「歌」… ハ?ハロウ?ァはこの曲て?も演奏家としての情熱と、熱烈に刺激され洗練された内容との間の中庸を見つけていた。安積は伴奏者として、厳密な演奏を続け、暗い響きの内容て?支えていった。 ???
レスヒ?ーキ?の 1906 年の『五つの小品』作品 62 は、まさに、郷愁をそそる感傷性、楽しけ?な感覚的な喜ひ?、情緒に富む快適さ、踊るような活気等の間を巡って楽しく演奏していく花火のようて?ある。安積とハ?ハロウ?ァの演奏て?は、あらゆる方向に向かっての響きて?ありなか?ら、それて?もコンハ?クトな形て?十分説得力のある全体像か?て?てくる。このテ?ュオはその中に美しいメロテ?ィーの形や、ほとんと?終わりのない歌の流れとして広か?っていく形て?人の心を打つ雰囲気を音て?醸し出した。 ???ヘ?ートーヴェンの『クロイツェル?ソナタ』作品 47 は???第一楽章て?は前方に推し進める緊張感か?激動する情熱となり、第三楽章て?は、鮮明なリス?ムか?楽しく演奏される軽いキ?ャロッフ?になった。第二楽章の変奏曲のほのやかな歌曲は歌というテーマへの繋か?りとなった。演奏か?終わると熱狂的な拍手喝采とアンコールか?あった。
ライナー?ハ?ルマー著、 翻訳 : 出射映子ト?イツ公認通訳?翻訳者