平成24年12月21日(金)、総合情報メディアセンターメディアホールで、文部科学省女性研究者研究活動支援事業(女性研究者支援モデル育成)の一環として、「第3回足球即时比分_365体育直播¥球探网女性未来育成センター公開シンポジウム」を開催しました。
今回のシンポジウムは、「選ばれる魅力ある大学へ―女性の元気が地域を活かす―」をテーマとし、学内の教職員や学生の他、学外からの参加者も含め、約100人が参加しました。
柳澤康信学長は、開会の挨拶で、本シンポジウムのテーマについて触れ、「地方国立大学が生き残るための課題のなかで、女性をいかに活用すべきかについて外部からのアドバイスを蓄積していきたい。」と述べました。また、「事業の最終年度にあたり、足球即时比分_365体育直播¥球探网としてどのように取り組むべきかを、組織の様々な立場のメンバーが学んでいくことが重要である。」と呼びかけました。
特別講演では、東京学芸大学長の村松泰子先生が、「大学を取り巻く社会情勢と地方大学に求められる女性研究者支援」というテーマで、講演しました。
地方大学に求められる女性研究者支援として、あらゆる分野の研究にジェンダーの視点を入れ、偏りを無くすことは大学にとって不可欠であることや、女性研究者増員のためには、大学人への意識改革や制度改革を進め、男女共に働きやすい職場環境の整備を目指す必要があると述べました。
最後に、男女共同参画は「基盤づくり」と地道な「継続」が重要であり、FD活動が盛んな足球即时比分_365体育直播¥球探网には、ぜひ男女共同参画の視点を取り入れて欲しいとの期待を寄せました。
続いて、基調講演では、宮崎大学清花アテナ男女共同参画推進室長の伊達紫先生が、「女性研究者支援から男女共同参画の推進へ―地域の未来へ向けた連携への充実―」というテーマで講演しました。
宮崎大学では、女性研究者増員について、学内の理解を得るための活動として、全職員に向けた地道な広報啓発や、全学一体となったシンポジウムを行い、その結果、女性採用の数値目標設定への反対が大幅に減少したことなどを話しました。
さらに、活動終了後は男女共同参画へ展開し、九州の大学間や地域との連携を強化する取組みへと発展していることを紹介しました。
そして、「地域活性化と女性研究者支援」をテーマにしたパネルディスカッションでは、愛媛県県民環境部管理局男女参画課の山岡敏章課長と、株式会社あわしま堂人事?情報部の市川晋人事課長が参加し、それぞれの立場からの報告や問題提供があり、業種を超えた女性活躍促進についての課題がいくつも提示されました。
<女性未来育成センター>