平成24年11月10日(土)、第10回えひめアビリンピック(障害者技能競技大会)ビルクリーニング競技に、大学構内の清掃を担当する環境整備室の職員が出場し、「最優秀賞」、「優秀賞」を受賞しました。
アビリンピックとは、障がいのある方々が就労している職業を競技として実施し、技能を競い合う大会です。障がいのある方の職業能力の向上、また障がいのある方々に対する社会の理解と認識を深め、雇用の促進と地位の向上を図ることを目的としています。
本学では、大学と附属学校の連携の一環として、教育学部附属特別支援学校の生徒の実習及び雇用を目指し、大学における知的障がい者の就労のシステム作りを行ってきました。こうした取組みを通じ、平成21年4月に、附属特別支援学校の卒業生を職員として雇用し、総務部人事課に環境整備室を設置しました。環境整備室の職員は、大学構内(現在は法文学部及び教育学部)の清掃を担当しており、附属特別支援学校の教員(進路指導主事)が、定期的なアフターフォローによる指導をしています。
今回受賞した職員は、在間伸さん(最優秀賞)、山本隆人さん(優秀賞)、片山綾さん(優秀賞)で、いずれも附属特別支援学校を卒業後、環境整備室で勤務しています。在間さんらは、日頃培った技能を大舞台で発揮し、隅々まで丁寧に清掃する姿は、会場の注目を集めるほどでした。
11月26日(月)には、受賞した3人と、花熊暁附属特別支援学校長、烏谷真由美同副校長、小玉善民環境整備室長、久保秀二人事課人事政策チームリーダーが、柳澤康信学長を訪問し、受賞の報告をしました。柳澤学長は、普段の仕事の様子や作業方法の秘訣を尋ねた後、「今回の受賞を励みに、環境整備室の仕事を頑張ってください。」と激励しました。
<総務部>