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大学院理工学研究科の榊原正幸教授が研究成果に基づく新たな放射性セシウム除染技術を「RADIEX2012 環境放射能除染?廃棄物処理国際展」に出展しました【9月24日(月)?26日(水)】

理工学研究科の榊原正幸教授が、平成24年9月24日(月)から26日(水)に科学技術館(東京都千代田区)で開催された「RADIEX2012 環境放射能除染?廃棄物処理国際展」(環境新聞社主催)に、最近の研究成果に基づく新たな除染技術を出展しました。

 榊原教授は、水田や湿地の雑草であるカヤツリグサ科ハリイ属マツバイを用いたファイトレメディエーション技術によって、福島県の放射性セシウムで汚染された水田土壌を除染する原理?方法に関する発表を展示しました。
 「ファイトレメディエーション」とは、植物の性質?能力を利用して、環境修復する技術であり、この技術は、①低コスト、②エネルギー消費量ゼロ、③環境調和型という特長を有します。榊原教授は、昨年から実験室における水耕栽培実験及び郡山市の福島県農業総合センターの圃場におけるフィールド栽培実験を行い、マツバイによるファイトレメディエーション技術が放射性セシウム汚染土壌の除染に有効であることを明らかにしました。
 国際展の展示では、ファイトレメディエーションの原理、フィールド実験の結果および汚染土壌の規模や状態による多様な栽培方法を紹介しました。国際展には112社?団体が最新の技術を展示し、企業?自治体関係者?国会議員?地方議員を多数含む1万人を超える人々が来場しました。

 なお、本件については、10月1日(月)の農経しんぽうに記事が掲載されました。

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RADIEX2012会場写真

 

<理学部>