平成21年12月25日(金)?27日(日)の間、無細胞生命科学工学研究センターにおいて、ウインター?サイエンスキャンプを実施しました。
ウインター?サイエンスキャンプは、次代を担う青少年が、先進的な研究施設や実験装置がある研究現場等で実体験し、第一線で活躍する研究者、技術者等から直接講義や実習指導を受けることにより、科学技術に対する興味?関心を高め、学習意欲の向上を図り、創造性、知的探求心を育てることを目的に、平成15年から独立行政法人 科学技術振興機構が主催して実施しています。
例年12月下旬から1月上旬の冬休みに、ライフサイエンス、情報通信、環境、ナノテクノロジー?材料、ロボット工学、エネルギー、社会基盤、製造技術、(宇宙?海洋学等の)フロンティア、水産学、地球科学等の分野において先進的な研究テーマに取り組んでいる大学、公的研究機関で実施され(今年度は11会場)、昨年に引き続き本学の無細胞生命科学工学研究センターのプログラム「試験管の中で生命をつくる?遺伝情報とタンパク質?」がその一つに選ばれました。
会場には、遠くは千葉県など全国各地から選りすぐられた12人が集まりました。参加者達は、開校式で、無細胞生命科学工学研究センターの林秀則教授からプログラムの概要説明を受けた後、3班に分かれティーチングアシスタントの指導のもと、実験に取り組みました。2008年のノーベル化学賞で話題になったクラゲの緑色蛍光タンパク質を用いて、無細胞タンパク質の合成実験及び遺伝子組み換え実験などを行いました。参加者達は皆、テレビや新聞で紹介されたのと同じように緑に輝くタンパク質溶液に興味津々でした。また最終日には、同センター長の遠藤弥重太教授の講義を受け、生命の神秘に思いをはせました。
最初はぎこちない会話を交わしていた参加者達でしたが、3日間の充実した講義や実験等の共同生活を経て連帯感も生まれ、最終日の班別プレゼンテーションで助け合いながらその成果を発表しました。最後に柳澤康信学長から一人一人に修了証書が手渡され、みんな笑顔でプログラムを終了しました。
足球即时比分_365体育直播¥球探网では、この参加者の中から未来の科学者が生まれることを期待し、今後もこのようなプログラムに積極的に参加していきたいと思っています。
下記政府広報インターネットTV番組において、本学教育学部の隅田 学准教授が出演し、取り組みを紹介しています。
中西哲生のJust Japan「サイエンスキャンプで先端科学を体験!」
<プロテオサイエンスセンター>