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医学系研究科看護学専攻の井出彩子助教が日本公衆衛生学会総会において優秀ポスター賞を受賞

平成20年11月5日(水)?7日(金)に福岡サンパレス及び福岡国際会議場で開催された第67回日本公衆衛生学会総会において、医学系研究科看護学専攻地域?老人看護学講座の井出彩子助教の発表が、一般演題1553block_10285_01_M題の中から優秀ポスター賞に選ばれました。
賞状が授与されました賞状が授与されました

口頭発表の論文は、「寿地区における障害者施設利用者のソーシャルサポートネットワークと健康関連行動」と題したものです。かつて日雇い労働者のまちと言われた横浜市寿町ドヤ街に居住する身体?精神障害者の生活状況について、参与観察と半構造化面接を行い、他の住人とのつながりが希薄であり、住人間でのサポートの授受は非常に限定的であること、彼らの無為な日常生活の中で施設に通うことが間接的に精神健康の保持に役立っていること、必ずしも健康志向によるものではない保健行動を行っていることを当事者のボイスから明らかにし、格差社会の中での医療?保健?福祉活動に関する示唆を発表したことが評価されたものです。