平成21年1月10日(土)、グリーンホールにおいて、宇宙進化研究センター講演会「宇宙はこうして始まった」を開催しました
私たちの住む宇宙は暗黒エネルギーや暗黒物質など、謎に包まれています。この宇宙がどのようにして始まったのか、インフレーション宇宙モデルを世界で最初に提案された佐藤勝彦東京大学教授をお迎えし、講演していただきました。講演会ではまず、小松正幸学長から、「今回の講演で、佐藤先生から宇宙についてやさしく噛み砕いてお話しいただけると思います。佐藤先生が書かれた本を読みましたが、この講演を聞くことで、その内容の興味深さがより理解できるのではないかと期待しています。」と挨拶があり、続いて、司会の谷口義明宇宙進化研究センター長から、佐藤教授の紹介がありました。
講演で佐藤教授は、宇宙はどうやって出来たのか、哲学的、宗教的に議論されていた頃のことや、現在に至るまで、アインシュタイン、フリードマン、ハッブルなどにより科学的な議論が繰り広げられてきたことについてお話しされました。また、宇宙は火の玉から始まり、加速的に膨張していること、宇宙は1つではなく無数にあると言われていることなどもお話しされました。
会場には、一般、学生、教職員あわせて298人もの方に集まっていただき、立ち見の方もいらっしゃいました。また、講演後の質疑応答では、次々と時間いっぱい質問が上がり、参加者の関心の高さがうかがわれました。