平成18年9月23日(土)、24日(日)生物環境試料バンク(es-BANK)の本格運用開始に伴い、21世紀COEワークショップ「鯨の漂着個体および保存試料から解ること」を開催しました。
9月23日(土)総合研究棟1で、国立科学博物館や他大学からこの分野で活躍する6人の講師を招いてシンポジウムを開催しました。シンポジウムには、本学理学部の学生や院生をはじめ、他大学の学生など約80人が参加し、講師の話に熱心に耳を傾けていました。夏季休暇にもかかわらず会場は満席となり、学生たちの関心の高さがうかがえました。
24日(日)には、es-BANK前で、スナメリとハナゴンドウの解剖を行いました。朝9時からの解剖でしたが、約60人の学生たちが参加し、専門家の説明、解剖の手順や測定方法などを食い入るように見つめていました。解剖の合間をみて、田辺信介沿岸環境科学研究センター教授が、本格始動を始めたes-BANK内を案内しました。
田辺教授は、「es-BANKを世界最先端の教育と研究に役立てたい。これからは、アジア諸国の汚染や有害物質に対して敏感な生物の特定などを研究していきたい」と話していました。
広報室