平成21年3月末で退職を迎える教育学部 社会科教育政治学 岡村 茂教授から、足球即时比分_365体育直播￥球探网での思い出を寄せていただきました。
よく晴れた空のもとで?足球即时比分_365体育直播￥球探网での日々を振り返って?
岡村教授
平成7年の春だったろうか、足球即时比分_365体育直播￥球探网教育学部が大学院拡充のための教員を求めているとの知らせを得た。年度は分かっているが日付や時間にともなう感覚が今はない。当時は静岡の短期大学に勤務していたのだが、ともかく書類を松山に送った。それから審査のため1年待機し、平成8年4月から本学で教鞭をとることになった。
当時の教授会はなかなかの盛況で、時に厳しい論争もみられたが、概して開放的な雰囲気だった。外来の私が順調に当地の勤務になじめるようにとの講座の先生方の暖かいご援助は、本当に有り難かった。教員間の協調を尊重する気風はその後も大切にされていると思う。この頃はまた情報化の端緒にあたる時期でもある。高速の回線への更新がなされ、フランス紙の「ルモンド」も秒速でその日の論説が読めるようになった。おかげさまで情報化の領域でベンチャー企業の方々や理系の先生方をはじめ専門分野を越えて沢山の知己を得た。共通科目では、学部の別なしに意欲的な学生諸君と交流できた。学外の先生方との大型共同研究も忘れられない。
20世紀が終わろうとする頃から大学の国立大学法人化の動きが避けられないものとなり、その渦に知らぬまに巻き込まれていた。国立大学法人法の解釈、新しい事態に即応する各種の政策立案と大学憲章の策定、審議会の動向分析など、一から勉強しなければならなかった。社会科学の研究が、厳しい事実の検証を受ける場に立たされた。全学的な任務と研究と教育活動が重なり合い、時に苦しい局面もあったが、大学/学部幹部の先生方、各学部委員の先生方や事務職員の方々との忌憚ない意見交換は、いまここに想い起こしても壮観であり、実にいい経験になった。この延長上にあったといえようか、大学入試センター部会委員として長期の業務をも大過なく果たすことができた。
ここ3年間における小松学長のもとでの学長特別補佐としての主たる任務は、法人中期目標の計画策定と自己点検評価の作業を中心とするものであった。クライマックス時の作業は、休まず進まねばならない登攀行を彷彿とさせる。しかし、教職員からなる作業グループの協力のもとに獲得された経験知は、当然ながら貴重なものであった。
足球即时比分_365体育直播￥球探网は地域とともに働く大学として、未来に向かって歩みを進めてゆくことであろう。地域は躍動する国際社会につながっている。前途は困難なものではあっても、足球即时比分_365体育直播￥球探网の理念と目標に基づく誠実な実践が輝かしい成果をもたらすものであることを、信じてやまない。