医学系研究科は、平成21年1月1日(木)付けで愛媛県からの寄附を受け「地域医療学講座」を設置しました。
現在、全国的に地域医療に携わる医師の育成が大きな課題となっていますが、中山間地域や離島などのへき地を多く抱える愛媛県でも地域医療を担う医師の養成システムの構築が強く求められてきました。
今回設置した「地域医療学講座」では、地域医療に携わる人材育成や医療支援システムに関する研究を行い、県内の地域医療の充実を図ります。また、本講座の大きな特徴として、研究科内に加え、地域のへき地拠点病院を拠点とした「地域サテライトセンター」を置くことがあげられます。将来愛媛県のへき地を含む地域医療に貢献する医師を養成するために、多くの医学生が地域医療を肌で感じ、関心を高められるようサテライトセンターを拠点として実習中心の地域医療教育を実践します。
地域サテライトセンターは西予市立野村病院をはじめ県内数カ所に今後順次設置され、地域における研究や学生の実習の場となるとともに、人的交流や情報交換を通して、地域で働く医師のキャリア形成や生涯教育を充実させる場としての役割を担っていきます。
この講座を通じて、多様な症状に幅広く柔軟に対応できる医師が愛媛の地に根付き、県民に安定した医療を提供できる体制の構築を行うこととしています。
この講座を通じて,多様な症状に幅広く柔軟に対応できる医師が愛媛の地に根付き,県民に安定した医療を提供できる体制の構築を行うこととしています。