ヨーロッパ地球科学連合(EGU)のR.W. Bunsenメダル2015年度の受賞者として、入舩徹男GRCセンター長が選出されました。
EGUは、ヨーロッパ諸国の地球科学者が参加するヨーロッパ最大の地球科学関連学会の連合体です。Bunsenメダルは、19世紀のドイツの科学者Robert Wilhelm Bunsen(1811-1899)の業績を記念し、地球化学?鉱物学?岩石学?火山学分野から毎年1人が選出される国際賞です(下記HP参照)。
故Bunsen教授は、セシウムやルビジウムの発見者として著名なハイデルブルク大学化学教室の教授で、化学?物理学の他に上記の地球科学分野においても重要な業績をあげています。理科の実験などで現在も用いられている「ブンゼンバーナー」は、同教授の発明によるものであり、またその弟子から2人のノーベル化学賞受賞者を輩出していることでも知られています。
今回の受賞は、入舩センター長の高温高圧実験を用いたマントル深部及び沈み込むプレート関連物質の相転移?物性?化学組成の研究や、ヒメダイヤを初めとした新しい鉱物?物質の合成が高く評価されたものです。我が国及びアジアからは、初の受賞となります。入舩センター長は、2016年4月17日?22日にウイーンで開催されるEGU総会における授賞式に参加するとともに、受賞講演を行う予定です。
お知らせ
2015.11.17
地球深部ダイナミクス研究センター(GRC)の入舩徹男センター長がBunsenメダル受賞者に選ばれました
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