平成27年11月16日(月)、医学部附属病院地域医療支援センターが、第13回地域病院見学バスを実施しました。
地域医療支援センターでは、医学生を引率して地域病院を訪問し見学や意見交換を行うことで、将来地域医療を担う医師を目指す医学生に、早い段階から地域医療の実情に触れ、実感する機会を設けています。
今回の見学バスでは、西条?今治地域の2病院を訪問し、医学科1?3?4年生7人が参加しました。医学生は、最初に西条市立周桑病院を訪問し、雁木淳一院長から病院の概要や地域救急医療の現況等について説明を受けました。その後、病棟、放射線室、生化学検査室等を見学しました。また、青野勝西条市長から挨拶があり、塩崎昭次西条市健康医療推進課長から、市の特長や魅力について説明がありました。
続いて、愛媛県立今治病院を訪問しました。藤田学院長から病院の沿革?概要等の説明があり、越智健二今治市健康推進課長から市の特色について説明がありました。また、川上秀生循環器内科部長から各診療科の紹介があり、松岡宏副院長から臨床研修について説明がありました。その後、血液検査室、医局、ICU等を見学しました。 医学生は、西条?今治地域の医療事情の説明や院内施設の案内等に、興味深く見聞きしていました。
見学終了後、周桑病院、今治病院両院長らが参加し、今治市内で懇談会を行い、充実した意見交換ができました。参加者から「地域病院の現状を実際に見学?体感することができた」「院長先生を始め、先生方と打ち解けた雰囲気でお話させていただき、考え方を学べた」「2つの病院に行くことで各病院の長所?短所を比較しながら見ることができた」などの意見があり、非常に好評でした。
本センターでは、今後も県内各地の病院見学を実施し、地域の医療機関と連携しながら、次世代の地域医療を担う医学生の育成を進めていきたいと思います。