平成20年12月4日(木)、愛媛県庁で地域医療学講座(愛媛県寄附講座)設置に関する協定書調印式が行われ、加戸守行愛媛県知事と小松正幸学長が協定書に署名しました。
現在、医師不足が深刻化しており、安心できる医療を県民に提供していくためには、地域医療の担い手となる医師の養成が不可欠です。このたび、本学は、愛媛県と連携してこの問題に取り組むこととし、県からの寄附により医学部内に「地域医療学講座」を設置していただくことになりました。
設置していただく期間は、平成21年1月から平成25年3月までの4年3か月です。僻地にある公立病院等に立ち上げる「地域サテライトセンター」を拠点にして、診療を通じて、現地のニーズに即した地域医療への支援、調査研究や学生への実務研修を行っていきます。
県庁内の会議室では、加戸知事と小松学長が協定書に署名の後、固く握手し、今後の協力を約束しました。また、その後に記者クラブで行われた記者会見では、大西丘倫医学系研究科長が、地域医療が疲弊した原因や改善策などについて説明し、記者からの質問に答えました。