概要
大阪大学大学院工学研究科大学院生の片桐健登さんと尾崎典雅准教授、GRCの入舩徹男教授らの研究グループは、ナノ多結晶ダイヤモンド(ヒメダイヤ)が高速変形する際の強度を、レーザー衝撃実験により明らかにしました。
実験は国内最大パルス出力を有する、大阪大学レーザー科学研究所の激光XII号レーザーを用いて行われ、地球中心圧力の4倍を超える1,600万気圧まで、体積が元の半分以下にまで変形していく様子を観察しました。この結果得られた実験データから、GRCで合成されたヒメダイヤが、通常の単結晶ダイヤモンドに比べ2倍以上も高い強度を有することが明らかになりました。本研究は、これまで調べられている全ての材料の中で、ヒメダイヤが最も高い強度を持つことを示しています。
本研究成果は米国物理学会刊行の学術誌Physical Review Lettersにおいて、2020年10月28日(米国時間)にオンライン公開されました。
参考HP
論文HP
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注:本学公式Webサイトトップページの本記事サムネイル画像は実験に用いた圧力容器で、尾崎准教授から提供を頂きました