平成28年4月13日(水)、附属高等学校の創立記念日に、全校生徒を対象とした記念講演会を実施しました。
オリンピック公式ユニホーム姿で講演される武田氏
附属高等学校では、毎年4月の創立記念日にあわせて、全校生徒を対象とした記念講演会を実施しています。今年度は、5度のオリンピック出場を果たし、日本におけるボート競技の第一人者として現在も現役として活躍されている、本校卒業生の武田大作氏を講師としてお迎えし、「夢のつづき」というテーマで講演会を実施しました。
はじめに、浅井英典校長から式辞がありました。続いて、彦田順也副校長から武田氏のプロフィールや講演会の主旨について説明がありました。
続いて、武田氏から高校時代の思い出、ボートを始めたきっかけやオリンピックに出場したときのお話がありました。その中で、武田氏は、「小さい頃にオリンピックに出場したいという夢はあったが、高校時代、体も小さくボートの才能があったわけではなく、ボートを始めた当初、自分がオリンピックに出場できるとは思っていなかった」と話し、オリンピック出場という夢を実現させた自身の経験から、夢をもつこと、その夢に向けて諦めずに努力することの大切さについて、ユーモアを交えながら熱く生徒たちに伝えました。
質疑応答の様子
また、武田氏は、「何をしたら良いかまだ見つからない人もたくさんいると思います。その際は、自分が取り組んでいることで何が好きか考えてほしい。何をしたいかわからない人は、色々なことにチャレンジしてほしい。そして、自分が何をするのか選んだら、選んだことを好きになってほしい。私はボートが大好きです。小さい頃からの夢を思い続けたら、自分の選んだこととリンクするかもしれません。努力したら必ず報われるとは限りません。ただ、自分のゴールに近づいていることは確かです。どこに自分の可能性があるかわかりません。失敗しても良いので、様々なことにチャレンジして、楽しい人生を送ってください。」とメッセージを送りました。